会社側にも負担の大きい費用と時間と体力

2012.01.08

面接にしても他部署や役員の協力を得て行っているが、内定を出すまでに複数回の面接が行われ、これにかかるエネルギーも大変なものである。「採用活動の実際」を人気企業のひとつ、ベネッセコーポレーションの選考プロセスで見てみよう。二〇一一年春採用でのプレエントリーは四〜五万人。これをエントリーシートとWeb適性テストで一万人に絞り、さらにグループ選考で三〇〇〇人に、部長面接と人事面接で八〇〇人に、役員面接で三〇〇人に選考したあと、最終的に一〇〇人に内定を出したという。

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同社の場合、エントリーシートは一万通に及んだが、人財部は「五時間も続けて読むと頭がモーローとしてくる。大切だが、本当にしんどい作業です」と語っている。このように、就職活動の早期化・長期化は学生たちにとっても大変なことだが、企業の人事・採用担当者にとっても実に大変なことなのだ。大変さをわかっていただくためにもうひとつ、採用プロセスの一連の流れを紹介しよう。「(1)採用準備(2)採用戦略立案(3)情報提供・エントリー(4)会社説明会(5)エントリーシート等による一次選考(6)面接・選考(7)内定(8)内定者フォロー」といったところだが、就活が早期化・長期化している今、人事部は複数世代の就職活動に対応しなければならないのだ。




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